神岡探訪記


その2/1998年11月訪問(1)

 前回の神岡行きからちょうど1年後の1998年11月,再び神岡に行くことになった.前回行った後に,共通の趣味,つまり「廃墟マニア」の友人ができ,お互いの廃墟探訪を写真付きで披露し合ううちに「ぜひ神岡へ」ということになったのである.その友人は特に鉄道マニアということではなかったが,鉄道に理解のある人物だった(*01).「廃坑」という,彼にとって未知の世界にいたく感動したようであった.
 筆者にとって2回目,友人にとっては初の神岡行きは11月始めの平日に決まった(*02).ルートはまず関越道で長岡,北陸道に入り富山,国道41号線で神岡というのものだ.神岡以外にお決まりの尾小屋(*03)と能登半島観光を折り込んだ.尾小屋もまた友人を魅了することであろう.
 筆者の仕事の都合で夜も更けた11時過ぎに出発する.実はこの時刻の方が道も空いていて,現地に朝着くので時間を有効に使えて良い.但し体力的には大変無理のある行程だが.
 3時頃であったろうか,北陸道の富山県に入った所で仮眠する.筆者は寝付きの悪いタチで,その癖一度寝ると長く眠ってしまう.細切れに眠ることができず,こういった時間に余裕のない旅行や合宿等には不向きな体質だ.しかしそういう輩が進んで無謀な旅を企画・実行するのだから,下手の横好きと言えよう(*04).
 寝る時の友人の予言通り筆者が目覚めたのは日も高くなった10時.すぐに車を走らせ,高速を下り国道41号線(*05)へ.この道は富山から高山に抜ける道だが,山間部を通るため大変カーブが多い.猪谷を過ぎて茂住に着く.とりあえず近くの道の駅に車を停め,前回行った事業所へ通じる階段を昇る.車道があることは判っていたので,様子を窺い一旦階段を降り車で国道に出てトンネルのすぐ右手前にある坂道を登る.国道を曲がるとすぐに門(*06)があり,ここからが茂住事業所の敷地になる.急勾配と急カーブを何とか登り切り,下部軌道のヤードに車を停める.1年前に来た時と何ら変わりはない.友人はあちこちを見て回っている.1時間程見たり写真を撮ったりし,いよいよ山の上の上部軌道を目指す.  以前訪ねた事務所はもうなくなっていた.処理作業の進捗に伴い,事務所のあった場所は汚水処理の巨大なプール(*07)に呑み込まれていた.道はあるにはあるのだが,狭くて車で行かない方が無難のようだ(*08).
 地図を見ていた友人が別の林道(*09)を見つけた.どうやらそちらの方が正しいルートらしい.許可不要の一般道のようだ.一度国道に出て神岡の街の方に向って走りすぐに左に曲がる.民家の間の細い道をくねくねと進むと,裏手の山に登っていく道がある.途中で舗装が途切れる.
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客車
大津山に行く林道の路肩に放置されている客車。.
広場
霧に霞む大津山の広場.
分岐器と平貨車
広場の線路と放置貨車.
トンネル
短いトンネルの中から出口を見る.
施設
貨車から鉱石を下に落とす施設.この下には潰れた貨車が.

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