神岡探訪記


その1/1997年11月訪問/脚注

#01
正式には「神岡鉱業竃ホ住鉱業所」と「大津山坑洞」というらしい。

#02
神岡鉱山は岐阜県吉城郡神岡町の一帯にあり、ここはその「茂住」(もずみ)という地区である。神岡鉄道でいうと猪谷と神岡鉱業所前のほぼ中間に当たる。その奥の坑道は「大津山」という場所にあり、山を隔てた向こう側はもう富山県である。

#03
先日(2001年6月限り)操業を終えた鹿間という地区にある事業所の近くに「栃洞」(とちぼら)という茂住より規模が大きく良く知られている廃坑があったのだが、その時はたまたま見たサイトに詳しく紹介されておらず、調べようもなかったので行かなかった。インターネットを使ってもっと詳しく調べれば茂住や大津山のことも詳しく判ったはずだが、当時はそこまで考えがまわらなかったのである。

#04
山腹等急勾配を貨車や荷物を上げ下げするための設備。勾配を直角にレールが登っていて、ワイヤーにより昇降装置がレールを移動する。ケーブルカーの簡素なものを想像すると良い。鉱山ではよく使われ、山の上と下にそれぞれ軌道がある場合、直接レールが繋がっていなくても貨車等の移動ができる。

#05
高井薫平著「軽便追想」ネコパブリッシング刊・他。

#06
「旧」神岡鉄道は、この神岡鉱業の専用鉄道で、国鉄高山本線が開業する以前から存在し、富山県の笹津から神岡町までの馬車軌道であった。「新」神岡鉄道は、国鉄神岡線を引き継いだ第三セクターの鉄道。「旧」の方は「新」の前身である国鉄神岡線が開業するまで神岡鉱業が産出する鉱物を猪谷まで運んでいた小さな軽便鉄道。高原川に沿って「新」とは対岸の山の中を通っており、現在でも線路跡が散見される。1967年廃止。

#07
もし通電していたとすれば200〜800ボルトの電圧がかかっていることになる。

#08
線路が何本も敷いてあって、車両の入れ換え等をする場所のこと。

#09
機関車を付け替える迂回線のこと。

#10
鉱山が閉山した後、地下構内を利用して大学の研究施設(「スーパーカミオカンデ」)が造られている。

#11
筆者は極度の方向音痴の癖に初めて行く場所でもあまり下調べをしない。しかしその割に迷うことは迷うが目的は果たして帰る。

#12
この付近一帯は日本でも有数の熊の生息地で、それを知ったのはつい最近のことであった。今思えば道沿いに「熊に注意」の標識がしつこいほどあった。地元出身の方によれば、11月とはいえ単独で山道を歩いて熊に出くわさなかったのは奇跡とさえいえるという。

#13
ちなみにこの翌日は午前中に能登半島をまわり、午後に尾小屋を訪ねその日の夜行列車で帰途についている。


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